2021年、気がつけばModel X 60Dは納車から丸4年を迎えます。当初から4年で50%の買取保証が魅力のひとつでもあり、ここは基本的に買い換えを検討するタイミングになります。
満足していることも、不満なこともそれぞれありますが、買取保証がなければ乗り続けることを選択したでしょう。すべてに満足とは言い難いところですが、今の日本市場に(テスラ自身を含め)もっと魅力的なクルマがあるかと考えると、選択肢がないように思います。今さらガソリン車を購入しようとはまったく思わないわけですが、ニッサンのアリアには多少期待があるものの、国産車も輸入車も、魅力的なEVの選択肢は非常に限られているのが2021年初頭の現状だと感じています。
ここで新しい車種の検討に入るわけですが、Model Xは(自分にとっては)大きすぎることがひとつ重要な問題点になります。5mを超える全長と2.2mもある車幅はあらゆる駐車場の枠線をはみ出すサイズ感ですが、意外にも駐車場に入れないということにはほとんど出会ったことがありません。ファルコンウィングドアはインパクト抜群ではありますが、実用的には特段便利なことはなく、でも特別不便ということもなく、道路側の通行車両などに気を遣うところは少しだけ不便かも知れません。乗り換えるとしたら、もう少し普通のクルマで良い気がしてきた4年間です。
もともとテスラには公正価格ポリシーの考え方があり、日本市場で極端に高い価格をつけるドイツ車との違いは、テスラを選択する大きな動機になりました。現在はどうでしょう?電気自動車も、ガソリン車も、少し調べてみました。
メーカー | モデル名 | 国内価格(円) | 米国価格(米ドル) | ドイツ価格(ユーロ) | 0-100km |
テスラ | model 3 SR+ | 5,110,000 | 37,990 | 42,900 | 5.6 |
model 3 LR | 6,552,000 | 46,990 | 52,490 | 4.4 | |
model 3 Performance | 7,173,000 | 54,990 | 58,400 | 3.3 | |
model S LR+ | 9,651,000 | 69,420 | 81,990 | 3.8 | |
model X LR | 11,699,000 | 84,690 | 95,990 | 3.9 | |
ニッサン | リーフ S PLUS (e+) / G | 4,189,900 | 38,220 | 37,237 | 7.3 |
Audi | A7 Sportback | 8,120,000 | 69,200 | 58,940 | 8.3 |
メルセデス | GLC 300 4MATIC | 8,280,000 | 51,650 | 54,597 | 6.1 |
現在のテスラの価格設定は、米国価格が極端に安く設定されているようです。それに比べると日本価格は割高な設定になっているので、公正価格ポリシーは過去のものかもしれません。
その中でモデル3のパフォーマンスは、国内での価格が非常に魅力的に設定されています。リーフの国内価格はとても魅力的な価格設定ですが、クルマ自体が・・・
そんなわけで、2020年12月初旬、モデル3の納期は2ヶ月となっているし、十分に期間的にも余裕はあるだろうと見込んで、買取保証まで3ヶ月程度を残して、モデル3パフォーマンスをオーダーしました。これが波乱の幕開けだったようです・・・