カテゴリーとしてはガソリン車(ハイブリッドカー)ですが、ノートe-Powerが大人気のようです。燃費の良いクルマは、往々にして運転が楽しくないことが多いわけですが、ノートe-Powerはリーフと同じ駆動系で、走りの部分だけなら電気自動車。0-100km加速は約7.5秒だそうですから、これは同クラスのハイブリッドカーとは比較にならない軽快さです。
加速力だけではなく、アクセルをゆるめたとき(回生ブレーキ)の減速力も高く、ほとんどの道路ではブレーキはあまり使わないのは、我が家のModel XやBMW i3も一緒です。
実は2017年現在、国内で販売されているクルマで、この特性(ワンペダルドライブ)を持っているのは、テスラの全車種と、BMW i3と、ノートe-Powerです。リーフは回生ブレーキをかなり弱く設定して、ガソリン車と違和感のない操作感にすることを優先しているので、アクセルオフでも強い減速はしませんが、リーフの場合はシフトレバーをBレンジに入れると、ワンペダルドライブに近い感覚になります。
文章だけで読むと、どうということのないことに感じるかもしれないし、ガソリン車とのドライブフィールの違いが気になるかもしれません。でも、このワンペダルドライブ、本当にすばらしい!ということを強く言いたい。
我が家ではBMW i3の購入を決める前に、モニターキャンペーンで1週間ほど乗りました。22kWhの旧バッテリー搭載車、かつレンジエクステンダー搭載車です。アクセルひとつでクルマが思うように動かせるこの感覚、文章で表現するのは難しいですが、ガソリンエンジン車(電気自動車ユーザーはICEVと呼びます)は本当に我慢を強いられていたんだな、と強く思います。段差や上り坂、下り坂、狭い場所での前進後退、ワンペダルドライブでは、自然とどの程度アクセルを踏んでどうやって止まるかが読めるようになります。エンジンを少しずつふかして、段差を乗り越えたらあわててブレーキを踏むという動作はとても神経を使いますが、もっと自分の体のように扱えるわけです。
普通に走っているときも、加減速の動作が自然になり、積極的になります。走りは気持ち良く、減速時は運動エネルギーが回生されて燃費は良いままだし、ブレーキはほとんど使わないので、ブレーキパッドも減らない。唯一の難点は減速のレスポンスが良すぎて、慣れるまでぎこちないことだけですが、誰でも半日あれば慣れます。違和感は輸入車のウィンカー位置が反対にあることより小さいと思います!
ハイブリッドカーも回生ブレーキがありますが、モーターの容量がまったく違うので、回生力もまったく違います。先日テスラで、高台から降りる途中の電費表示ですが、まさかのマイナス。高地で100%充電してはいけないな、と思ったりもしました。
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