テスラモデルXのオートパイロット

NHTSAの自動運転の分類ではレベル2にあたるテスラのオートパイロット機能ですが、これはアクセル&ブレーキに加え、ハンドルを自動操作してくれる機能ということになります。

最近では、日産もプロパイロット機能を宣伝しているし、メルセデスベンツも同様の機能を搭載し、珍しくないような印象もあるのですが、機能を実装するアプローチに大きな違いがあります。

日経オートモーティブが比較記事を書いていて、この中ではメルセデスベンツが1位なのですが、そもそも比較対象にテスラが入っていません。国内での販売台数はここで比べられている車種には遠く及ばないので、仕方ないのかもしれませんが、テスラオーナーは誰もが、ここで比較されている車種と比べれば、ダントツであることを知っています。

比較記事のポイントは、端的に言えば、どの程度自動運転が解除されずに継続するか、ということなのですが、多くの車種では基本的に高速道路のオートクルーズ機能の拡張として提供され、急カーブや車線の途切れといった道路の状態、雨や逆光といった環境要因で解除されてしまいます。一般道ではまったく使えず、onにすることすらできなかったり、停止するたびに再度設定する必要があったりするのですが、テスラは勝手に解除するよりもオーナーの意志を尊重する考え方になっています。

下の動画は、一般道で停止状態から走り始めるオートパイロットの動作を実際に撮影したものです。ハンドルにてを触れている必要はありますが、運転操作は何もしていません。停止状態から前走車にあわせて走り始め、前走車と周囲の状況を感知しながら走っている様子がわかると思います。

テスラのオートパイロット機能は完璧か?と言えば、そんなことはありません。特に一般道では、自転車やバイクに対する配慮が足りず、オートパイロットに任せきりでは危ないし、停止車両をスムーズに避けることもできません。(ギリギリまで迫ってから避けるか、緊急自動ブレーキが作動することになります)

しかし、実際に運転していてアシストが役立つと感じるのは、主に高速道路の巡航と、渋滞です。この2つの利用シーンでは、テスラは本当に楽です。高速道路の巡航時にはハンドルに触れている以外にすることはなく、せいぜい前走車が遅いときに車線変更するためのウインカー操作をする程度です。ウインカー操作をすると、テスラは自動的に侵入予定の車線の状態を見て、クルマがいないことを確認した上で車線変更してくれます。

もっとも効果が大きいと感じるのは、高速道路でも一般道でも、渋滞のシーンです。一般道では、停止車両や自転車にはオートパイロットだけでは危ないと感じることがあり、また、信号の先頭になる場合には赤信号を自動的に見てくれるわけではないので、運転者が判断してブレーキを踏む必要がありますが、それ以外は本当に何もしなくて済みます。高速道路での渋滞は本当にほぼ何もすることがありません。今までつらかった渋滞が、気持ち的には80%くらい緩和されます。

今後も各社ここは主戦場だと思うのですが、少なくとも2018年初頭時点では、自動運転(支援)機能ではテスラがダントツです。

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