EVの充電

当たり前のことですが、電気自動車は充電しないと走れません。それもガソリン車のように空になったら入れるのではなく、電池が適切なレベルを保ち続けるようにメンテナンスする感覚が必要です。クルマを使わなくても電池は少しずつ放電してしまうし、極端に放電した状態が続くと劣化してしまいます。

テスラの場合、クルマ側はテスラの独自コネクターがひとつついているだけです。必要に応じてアダプターを使うことになります。

充電場所 充電方式 必要なオプション
自宅 普通のコンセント モバイルコネクター
充電コネクター(交流) SAE J1772変換ソケット
テスラウォールコネクター (そのまま)
充電スポット 普通充電器(交流) SAE J1772変換ソケット
急速充電器(直流) CHAdeMO充電対応アダプター
テスラスーパーチャージャー (そのまま)

モバイルコネクターは68,157円のオプションです。普通の家庭用コンセント(100Vか単相200V)を使って充電したい場合には必要ですが、他の方法のみを利用する場合には不要です。200Vでおよそ3kW、100Vで1kW程度の充電になるため、電池が空に近い状態で充電をすると、かなりの時間がかかります。

SAE J1772は現在国内で販売されているEVやPHEVの(おそらく)全車種についているコネクターで、充電効率は単相200Vで充電するのと同様ですが、コンセントよりも扱いやすく安全性にも優れています。テスラの場合は小さな変換ソケットが必要ですが、これはクルマ購入時に付属してきます。

ウォールコネクターはテスラ専用ですが、変換ソケットが必要なく使い勝手が良いです。他社のEVを買う予定がないなら、これが便利ですね。すでに単相200Vのコンセントなどがあれば、数万円程度で設置工事できます。

外部の充電スポットの普通充電器は、家庭のSAE J1772と一緒ですが、一般的には充電するためにカード認証システムなどがついています。

CHAdeMO方式の急速充電器とスーパーチャージャーは直流で高速な充電ができる方式です。国内で販売しているEVやPHEVも多くはCHAdeMO方式に対応していますが、SAE J1772とは別のコネクターがついています。リーフやプリウスPHVなどは2つのコネクターが並んでいますが、BMW i3はSAE J1772はフロント、CHAdeMOはリア右側と、別々の場所についています。テスラは同じコネクターを使います。

充電スポットにはいろいろありますが、大多数を占めるのはNCSという会員制の充電ネットワーク。月額固定費を支払った上に、充電するごとに従量制の料金がかかります。普通充電専用、急速充電専用、両対応のカードがあり、EVの場合多くのメーカーはNCS対応の充電カードを優遇して提供しています。テスラの場合は、両対応のカードを6か月間無料で使えますが、その後は月額3,250円プラス従量料金が必要になります。

NCSに加入しなくてもスポットで充電する方法はあります。イオンは大規模ショッピングモールに充電器の設置を進めているようですが、普通充電器はWAONをかざすだけで無料で使えるものが多く、急速充電器もWAON決済で1回300円程度で利用できます。タイムズやリパークの駐車場では、駐車料金だけで普通充電できる設備があるところがあります。地方自治体などが設置する充電器は、誰でも無料で使えるものもあるようです。でもNCSに入らずに遠出をするのは、相当頭を使った充電計画が必要になりそうで、NCSがあればどこでも充電できる安心感があります。

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